江口いちごは巣鴨獅子王というライブハウスはこの日、“ジューシーハンバーグパーリナイ”というインパクトが十分すぎるタイトルに負けない迫力を残した。バレンタイン前日に行われたイベント、という事で全曲ラブソングで固められたセットリストを用意。そしてバッチリ可愛く決めたメイド服で登場した江口いちごのパフォーマンスはフロアとステージに甘い苺、つまり甘美な存在感を添え、イベントの趣旨に沿ったライブを披露した。
可愛すぎる衣装で江口いちごが登場!
まず披露されたのは森高 千里のカバー曲、「私がオバさんになっても」。
有名な曲はフロアを引っ張ってしまうが、この日のカバー曲は”江口いちごだけの世界”を作っていった。これはファンとの間で紡がれている信頼感。そして江口いちごの表現されるパフォーマンスがあるからこそ、実現できたといえる。この魅力は続いて披露された「恋心目っ視線」で”確かなもの”と思わさせられた。
「恋心目っ視線」は江口いちご本人の持ち楽曲。勿論、慣れている振り付けと歌唱は安定しているがが、パフォーマンスと共に見る事のできる”表情”が印象的だった。歌の世界観と会場と共に表情を変えていくように見えたパフォーマンス。きっと「今の会場、今の観客」があるから出していく、表情はフロアとステージの対話のようで面白い。 続いた「ラブサーキュレイト」では更に勢いをつけて行く。先ほど記述した表情での特徴はこの曲で最高潮を迎える。パフォーマンスと客のノリ、というファンとの対話で恐らく、心が繋がったのであろう。登場時は緊張感の見えた表情も消え、のびのびとしたパフォーマンスと多彩な表情を見せてくれる。合わせて観客の盛り上がりも徐々に上がってのが印象的だった。MCではこの日、新発売されたラバーバンドが紹介された。ワンマンでファンの皆がはめると苺畑になるから緑!というまさに「皆で会場を作り上げていく」グッズだ。これからのライブでも購入できるので、ぜひワンマンまでに手に入れて欲しい。
最後にはshooting star☆で会場は完全に「江口いちご色」となる。完全に気持ちもステージもフロア一体となった世界で見せた江口いちごの目は誰よりも輝いていた。写真でも確認できると思う。最高に楽しんでいて、最高にフロアも盛り上がっていた。
これまでの本日セットリストで積み上げてきた、フロアとステージの結果、最後にはこうした一体となった景色が繰り広げられる。これが江口いちご、というステージだ。 歌が上手い、可愛い、アイドルは多くいるが、そこに捕らわれず、会場やファンと対話するかのように高まりと心をリンクし、それが表情に出る。表情は心から出るもの、と思うので、ステージ上でそしてフロアと気持ちをすり合わせて、心を通わせていくのは”江口いちごならでは”と感じた。
今回の4曲という短い時間でも心に響くパフォーマンスを見せてくれた江口いちご。ワンマンライブでは更に輝いた江口いちごを見れるに違いない。待望のワンマンは3月13日。残り1ヶ月、開催までが待ち遠しい!
TEXT&PHOT:YusukeYamanaka(YYman)
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セットリスト
私がオバさんになっても
MC
恋心目っ視線
ラブサーキュレイト
MC
shooting star☆
江口いちごtwitter
https://twitter.com/icg0313
いちごがいちばん! 〜江口いちご生誕ワンマンライブ〜
2018/3/13 (火)
【会場】SHIBUYA DESEO
【時間】OPEN19:00 START19:30
【料金】前売¥2,000 当日¥2,500(D代別¥600)
【出演】 江口いちご