SAY-LA、2021年初ワンマン公演で新メンバー2人の加入を発表。新体制で清楚に、華やかにライブ活動もスタート!!!!!!!

藤沢泉美は言った、「みなさんと一緒に進みながら、私たちの目標である日本武道館にかならず立ちたい」と…。

  SAY-LAが、1月4日(月)にTSUTAYA O-EASTを舞台に『SAY-LA NEW YEAR ONE MAN LIVE 2021』を行なった。SAY-LAにとって今年最初になるワンマン公演の模様を、お届けしたい。

 

 「MARIA」のSEに乗せ、幕が開くと同時に、そこにはSAY-LAの5人の姿が。この場所から目の前へ広がる大きな空間へ向かって心を解き放つように、彼女たちが「感情リバーシブル」を歌いだす。好きという気持ちが強いからこそ口にしてしまう裏腹な恋心を、愛しい人(ファンたち)へ向け、甘える素振りも見せながら5人が届けてきた。今や大人の女性たちが中心のSAY-LAだが、いつまでも、いくつになっても、その甘えた声で歌いかけられると照れてしまうし、照れる気持ちを隠そうと、彼女たちへ向け思いを強く返したくなる。

 

  「SAY-LAと一緒に最高の1年にしていきましょう」(咲山しほ)。「今年は丑年、年女ということで闘牛みたいに突っ走るもーん」(加藤まい)など、メンバーそれぞれが今年のSAY-LAとして活動してゆくうえでの豊富を述べ、次のブロックへ。

 

 「今年も私たちと一緒にハピネスを感じていきましょう」の言葉に続いて届けたのが、3000年に一度の正統派アイドルというキャッチフレーズに相応しい曲の「3000年に1度のハピネス」。清楚という言葉が、彼女たちにはとても似合う。汚れなき心で、真っ直ぐな思いで、幸せを追い求め歌う姿を観るたびに胸がときめく。この歌に触れている間中ずっと、その姿が眩しく目に焼きついた。

 2曲続けて披露したのが、パスタシリーズ曲。ジャジーでソウルフルなサウンドと昭和歌謡の香りをミックス。妖しい様を見せるパフォーマンスと少し妖艶な歌声に心が酔いしれる、「黒歴史イカスミパスタ」。続く「ガチ恋ペペロンチーノ」は、ラテン/スパニッシュな要素とダンスビートをミックスした情熱あふれるダンスナンバー。触れた瞬間から気持ちが熱く騒ぎだす。恋に熱情し、身を焦がすように歌い躍る彼女たち。その姿は激しく恋に燃えるカルメン…に憧れる少女たちのようにも見えてきた。乙女心で大人の恋愛を歌う、そのアンバランスなところも魅力だ。

 

  MCでは、昨年コロナ禍によってライブが出来なかったことを振り返りながら、ネガティブな環境をプラスに変えていった話を筆頭に、毎年海外で公演を行なってきたSAY-LAだったが、昨年は出来なかったので今年こそ海外遠征したい。今年はオンラインではなく、お客さんを前にした夏フェスがしたいなど、これからのSAY-LAの活動に向けての話をしていた。そんな中、七聖真祐だけは「死ぬほどかき氷を食べたい。2日に1回はかならず」と、個人的な願望を語っていた。

          

  次のブロックは、「友達ウェディングベル」からスタート。幸せなオーラに包まれてゆく、とても華やかな楽曲だ。メンバーたちも、友達の結婚式や披露宴に参加。主役を祝福しながらも、幸せを分かち合おうと友達どうしで無邪気にはしゃぐような姿を舞台の上で見せていた。幸せに満ちた様を見せる彼女たちの姿も、とても華やいでいた。

  続いて歌った「初恋カルボナーラ」は、パスタシリーズの始まりになった歌。初恋の甘酸っぱい恋心を、ときめきから切なさまでを駆け巡るように歌った楽曲だ。好きな人を純粋な気持ちで見つめる乙女の心模様に触れることで、自分もピュアな気持ちに戻れるのが嬉しい。いくつになろうと、この歌を聞くと、何時だって恋に恋していた少年や少女の頃の自分に戻してくれる。SAY-LAの歌やライブには、そんな不思議な…素敵なパワーが満ちている。

 今年が、その年になるのか…。3年後には日本武道館に立つと宣言。そのための決意を歌にしたのが、「3年後の約束」だった。残念ながら、その夢は今もまだ叶ってない。でもSAY-LAは、その夢をあきらめたわけではない。それが何年後になろうと、かならず夢を叶えようと心に誓っている。この曲を耳にするたび、彼女たちとその夢を叶えるための約束の指切りを交わせた気持ちになれる。それが嬉しくて、笑みを浮かべてしまうんだ。 

 

  映し出された映像には、2人の新メンバーの姿が。それが、BABY TO KISSから昇格した小椋妃奈乃と、ももちもも。7人編成(正確には、休養中の星奈さなを入れた8人) になったSAY-LAが力強く歌いだしたのが、「こじらせ片想い」。チャーミングな2人が新しく加わったおかげで、好きという新たな気持ちが溢れ出て、感情の許容量の淵からこぼれそうだ。まさか新春から、好きという気持ちを、こんなに嬉しくこじらせてくれるなんて。7人に「君が好きです」と言われたるたび、心の中で「俺もー!!」と大声を張り上げずにいれなかった。歌詞の一節ではないが、「恋につける薬」はないからこそ、ますます「好き」という気持ちをこじらせてしまう。嬉しい罪だよね、この発表は…。7人で歌い躍る姿がとても華やかだ。新メンバーのももちももは、「今日から大人気になります」と力強く宣言していた。

 続いて披露した「MARIA」でも、7人は新しいSAY-LAの始まりを喜ぶように、爽やかな歌声で、恋心を真っ直ぐに届けてきた。新体制になった7人の華やかなパフォーマンスは、今の彼女たちにとても似合う。その姿は、舞台の上を舞い躍る妖精たちのようにも見えていた。

  「一緒に1になろう」「君がいつも側にいて欲しい」と誘いをかけるように、7人は笑みを浮かべながら「1/2×2」歌っていた。この時間、この瞬間を謳歌するように歌う姿が、走り出したばかりの新生SAY-LAの希望に満ちた未来を指し示してゆく。

  気持ちがどんどん晴れてゆくような感覚と言えば良いだろうか、力強くステップを踏みながら「大好きだよ」「愛してるよ」と「愛呼吸」歌う彼女たちに触れていたら、顔がくしゃくしゃになるほどの楽しさが身体中を駆け巡っていた。照れくさくて口に出して言えない変わりに、心の中で「愛してるよ」とつぶやいていた。

  気持ちが上がりっぱなしなのに、さらに「好き」という気持ちをだめ押しで告白するように、SAY-LAは「I LOVE YOU」を歌いだした。7人に、明るい声で好きと告白を受けて、冷静でいれるわけがない。7人にパワーアップした理由もあるのか、今宵は、何時も以上に大胆にせまってくる。清楚な乙女が理性の一線を超えたら…やばいくらい積極的になる。

 

 ここで、メンバー一人一人が言葉を届けてくれた。

 

「今日まで楽しみと不安な気持ちもあって眠れない日もあったんですけど。こうやってSAY-LAのメンバーとしてこの日を迎えられてとっても嬉しいです。これから自分自身もっと成長していきたいし、みんなをもものことを大好きにさせます。みんなと楽しいことをいっぱいしていきたいので見ててください」(ももちもも)

  「わたしは歌もダンスも出来なくて、なんでわたしが昇格したんだろうと思っている人もいると思うんですけど。わたしが昇格して良かったと思ってもらえるように、これから努力していきます」(小椋妃奈乃)

  「去年の今、SAY-LAのSAY-LAオーディション候補生の一人として、ここ(TSUTAYA O-EAST)でお披露目されて、1年後、同じステージにSAY-LAのメンバーとして立てていることがすごく嬉しいです。この1年間で、自分でも驚くほど人生が変わりました。最近嬉しかったのが、今まで一緒に頑張ってきた美容系の友達が、今も頑張っていて。でも、わたしはアイドルをしていて、そのことを言えずに来てしまいました。1年経ってみんなの集まりにもやっといくことが出来ました。ちっぽけなことですけど、わたしにとってはすごく大きなことで、今までと同じように接してくれたのがすごく嬉しくて。何時か友達や家族が観に来てくれたときに「良かったね」と思ってもらえるように、これからもっともっとパワーアップして頑張ります」(加藤まい)

  「わたしもちょうど1年前に、ここ(TSUTAYA O-EAST)に初めて立ちました。そのときも、今日みたいにSAY-LAのファンのみなさんがたくさんいて、今、一緒に活動している先輩方の隣にいて、すごい緊張してまったく笑えなかったのを覚えてます。活動の中で、何時も応援してくださるみなさんのおかげパワーアップして、今日このステージに立てています。わたしは、自分を変えたいと思ってアイドルになりました。2021年はもっと自分革命をしてSAY-LAで頑張っていきます」(七聖真祐)

  「2020年はいろんな変化がありましたし不安もたくさんありました。コロナの時期、みんな離れていっちゃうんじゃないかと、すごく不安だったんですけど。そんなときにも離れないで、ずっと応援してくださったみなさんには本当に感謝しています。2021年は、そんな不安も感じないくらい努力して、みんなと笑顔で楽しく、みんなをSAY-LA一色に染められる1年にしたいなと思っています」(沙藤まなか)

  「みなさんがいてこそのライブだと思うので、こうして会えたことや、お互いが元気でいられることに改めて感謝を感じました。これからもどんな環境や状況に甘えることなく、私たちに出来ることを探して2021年も頑張っていきたいと思っています」(咲山しほ)

  「今日から新メンバー2人を迎え、今年はさらにSAY-LAが飛躍してゆく1年にしていきたいなと思っています。正直、この現状ですとぜんぜん満足はしていなくて。でも、今日ここまでのSAY-LAがあるのは、応援してくださるみなさんのおかげだと思っています。みんなと進んでいけば、絶対に明るい未来が待っていると思っています。みなさんと一緒に進みながら、絶対に私たちの目標である日本武道館にかならず立ちたいと思っています。これからもわたしはリーダーとして、みなさんに愛されるSAY-LAを頑張って引っ張っていきます」(藤沢泉美)

     

 ライブも、ラストスパートへ。「今日いち楽しんでいけますか!!」(咲山しほ)の言葉を合図に、SAY-LAは「愛おしすぎて胸が熱いよ」と気持ちをぶつけるように、「胸熱アンドロメダ」を力強く歌っていた。気持ちを偽ることなく届ける歌声に触れるたび、目頭が熱くなる。胸熱な気持ちで、舞台上の7人を見つめていたくなる。

  「明日世界が終わっても自分らしくいたい」。最後にSAY-LAは、これからも変わらない自分たちの気持ちを伝えるように「BELIEVE」を届けてくれた。力強く腕を振り上げ、歌い踊る姿と気持ちを重ねあわせるように、フロアを埋めた観客たちが、カラフルなペンライトの光を大きく振り回し続けていた。たとえ声は出せなくとも、気持ちと身体で想いをぶつけていける。だからこそSAY-LAと一緒に、無邪気に、元気になれる、この場所をずっと守り続けていきたい。その約束を、ここで交わしていた。

 

  休養中の星奈さなを含め、8人のSAY-LAとして新たな始まりを告げた彼女たち。今年、どんな物語をSAY-LAが綴るのか、その未来を追いかけ続けたい。

 

PHOTO:本間裕介

TEXT:長澤智典

 

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セットリスト

「感情リバーシブル」

MC

「3000年に1度のハピネス」

「黒歴史イカスミパスタ」

「ガチ恋ペペロンチーノ」

MC

「友達ウェディングベル」

「初恋カルボナーラ」

「3年後の約束」

中間映像

「こじらせ片想い」

MC

「MARIA」

「1/2×2」

「愛呼吸」

「I LOVE YOU」

MC

「胸熱アンドロメダ」

「BELIEVE」