11月3日(日)、渋谷DESEO mini with VVを舞台にした主催公演「CUBΣLIC Debut Live『CUBΣLIC is here now』」を通し、「フューチャーベース異次元アイドルユニット」のCUBΣLICが活動をスタートした。みのりほのかを手がけるTEPPAN氏がサウンドプロデュース。メンバーは黒川音(くろかわ・おと)、猫宮ねこ(ねこみや・ねこ)、兎月ねむり(うづき・ねむり)の3人。
先に「フューチャーベース」について振れておくと、「機械的で未来を感じさせるシンセベースに、キラキラしたシンセサウンドや独特なボイスサンプルを乗せた、新世代のクラブミュージック」(ネット参照)を総称し、そう呼んでいる。日本でもPerfumeなど、先鋭的な音楽を好む人たちが取り入れているスタイルでもある。そんなCUBΣLICの魅力を、ここにお届けしたい。
CUBΣLICのメンバーキャラとは…。
──CUBΣLICは、「フューチャーベース異次元アイドルユニット」として誕生。このメンバーが揃ったのは何時頃なんですか?
黒川音:6月頃からCUBΣLICのメンバー集めなどは始まっていたんですけど。この3人が揃い、グループLINEを始めた8月23日が、CUBΣLICとしての正式なスタートになります。
猫宮ねこ:だから、11月3日のデビューステージまで3ヶ月ありませんでした。
──短期間でここまで一気に駆け抜けてきたわけだ。
猫宮ねこ:駆け抜けてはきたけど、でも、グループとしては固まったかな???
黒川音:固まってると信じたい(笑)。
猫宮ねこ:CUBΣLICは最初からある程度のベースはあった中、加入したメンバーの色によって今のスタイルに進化してきました。だから3人のキャラクターも、きっとCUBΣLICの音に反映してる…と思いたいよね。
兎月ねむり:そうだと思いたい。
──3人のキャラクターが気になりました。黒川音さんはどんな人?
兎月ねむり:優しい人です。グループ内の役割は…。
猫宮ねこ:ボケ担当??言ったことを全部素直に受け止め信じちゃう子。だから、こっちがふざけた発言やいじったトークも全部真に受けてしまう人です。
黒川音:えっ、それって大丈夫な子なのかな??
猫宮ねこ:大丈夫だよ。とても素直で優しい子なところが魅力だから。
兎月ねむり:アイドルとしても、メンバーの中で一番意識が高い子です。
──続いては、兎月ねむりさんですね。
黒川音:髪の毛が赤い(笑)。なんだろう…でも、メンバーの中で一番しっかりしてる瞬間のある子です。瞬間のように、何時もではない(笑)。
猫宮ねこ:ファンの方が、ねむのことを「めんこい、めんこい」と言うんですね。それくらい可愛らしい、CUBΣLICの中のマスコット的な子です。
黒川音:アクリルキーホルダーにして鞄に付けたいくらい(笑)。
猫宮ねこ:あと、メンバーの中で一番歌の上手い子です。
──最後は、猫宮ねこさんですね。
黒川音:ねこちゃんはしっかりしてるけど、それだけじゃない魅力を持っている人。
兎月ねむり:スタジオの練習時間を決めるなど、めっちゃしっかりしてる子なんです。だけど、遅刻もよくするよね(笑)。
猫宮ねこ:3人で自主練するときは、わたしがスタジオを予約してなど段取りを組むんですけど。でも、何時も遅刻しちゃいます(笑)。
黒川音:グループのまとめ役であり、ビジュアル担当です。
兎月ねむり:グループのことを率先していろいろとやってくれてます。
黒川音:だけど、歩いてるとすぐに猫のように腕を組んでじゃれあってきます。
CUBΣLICが日本のアイドルシーンに「フューチャーベースアイドル」というスタイルを開拓していく。
──みなさん、アイドル活動は初めて?
猫宮ねこ:わたしとねむちゃんは、そうです。
黒川音:わたしは過去に経験があるけど、本格的な活動はCUBΣLICからになります。
猫宮ねこ:うちら、何もわかんないもんね。でも、自分の人生の中、運動もずっと苦手だったし、歌もダンスも下手なのに、まさか自分がアイドルの道へ進んでいくとは思ってもいなかったので、人生が変わった感じがすごくしています。しかも今が、これまでの人生の中、一番「生きてて楽しい」と思えてるように、いい方向へ進んでいけてるなと感じてます。
兎月ねむり:わたしも、好きなことをやれてるなって感じてる。自分の好きなことで毎日がいっぱいになれることが、今はすごく嬉しいですし、充実感があります。
黒川音:わたしは覚悟を決めて挑んでいますし、CUBΣLICを背負ってく気持ちでやっています。
──CUBΣLICは「フューチャーベース」な音楽性をメインに打ち出しています。みなさん、どんな印象を持っています?
猫宮ねこ:私たちもそうだったけど、「フューチャーベース」と聞いてピンと来る人とそうじゃない人がいるのが、今の世の中の印象だなと受け止めています。
黒川音:Perfumeさんもフューチャーベースを取り入れてるんですよね。それくらい新しいスタイルなんだなと、わたしたちも思ってて。
猫宮ねこ:今はまだアイドルで、「この方みたいです」と言える人たちが少ないからこそ、CUBΣLICが日本のアイドルシーンに「フューチャーベースアイドル」というスタイルを開拓し、確立していこうという意識でやっています。「フューチャーベースと言えば、CUBΣLIC」と言ってもらえるようになれるまで頑張ろうよ!!
黒川音&兎月ねむり:うん!!
──フューチャーベースと言えば…。
猫宮ねこ:CUBΣLICです!!!
固い卵の殻(CUBΣLICのイメージ)を割ったら、半熟なたまご(メンバー)がトローッと流れてきたみたいに受け止めてください。
──自分たちでも、CUBΣLICの未来に期待しています?
兎月ねむり:アイドルが出るフェスはもちろんですけど、CUBΣLICはお披露目前から音楽的に評価されることが多いから、ロック系のフェスにも出れるようになりたいです。CUBΣLICは音楽で勝負したいです!!
黒川音:今、下北沢FMさんでラジオ番組をレギュラーで持たせていただいてるんですけど。そこで流れてる音楽を聞いた方々が、みんな「いいね!!」と良い反応を返してくれることが私たちの自信にもなっています。そこは、「サウンドプロデューサーのTEPPANさん、ありがとう」という気持ちです。
──でも、恰好いいサウンドスタイルとは裏腹に、3人のトークは…。
黒川音:そこはギャップを狙ってじゃないけど、自然とそうなってるよね(笑)。ステージでは恰好いい姿を見せながら、ステージ以外では緩い面も出しているように、そこのギャップを出してる…んじゃなくて、自然と出ちゃってます(笑)。
猫宮ねこ:緩ーい感じです。番組では、ジェンガをやったり、うまい棒を身体中につけたりなど、けっこう身体を張ったこともやって興味を持ってもらうようにも頑張ってます(笑)。
──身体張ってるんだね。
猫宮ねこ:バラエティ的なこともやっていけるので、やっていきたいです。
──メンバー自身で感じているCUBΣLICらしさも教えてください。
猫宮ねこ:わたしはグループもメンバーも大好きだから活動しているんですけど。こういうグループにしていきたいなという一つの目標にしているのが、見てくれた人知ってくれた人をどんどん巻き込んで、楽しくプラスの方向へみんなで上がっていけるグループにしたなということ。ちょっとでも気になったら触れて欲しいのと、明るい曲調が多いので、曲を聴いて楽しい気持ちになってもらえたら嬉しいです。
兎月ねむり:CUBΣLICって良い意味でアイドルっぽくないんです。自由にいろいろ出来る場だとわたしは思ってて。あまり自分のキャラクターを作らずに出来ているのもいいなと思います。
黒川音:サウンドプロデューサーのTEPPANさんを筆頭に、CUBΣLICを取り巻くスタッフさんたちはすごくしっかりしていれば、衣装やロゴなどもインパクトがあるように、とても恵まれた環境で活動をしているんですけど。3人のつかみどころのないキャラクターが嬉しいギャップにもなっていて、変にカチカチし過ぎてないように、見てくれる方たちもCUBΣLICという一つの世界観を一緒に楽しんで欲しいなと思います。簡単に言うと、固い卵の殻(CUBΣLICのイメージ)を割ったら、半熟なたまご(メンバー)がトローッと流れてきたみたいに受け止めてください。でも、ゆで卵になれるように頑張ります(笑)。
──これからライブ活動も増えていきますからね。
猫宮ねこ:そうなんです。あっ、12月11日にShibuya Milkywayさんで、わたしの生誕祭が決まりました。この日の前売りチケットには、撮り下ろした4枚の写真がランダムで付いてきます。ぜひ、手にして欲しいです。CUBΣLICとしても初の生誕イベントになるので、とても楽しみです。
PHOTO:佐野和樹
TEXT:長澤智典
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黒川音
猫宮ねこ
兎月ねむり
★インフォメーション★
【日時】2019年12月11日(水)
【タイトル】CUBΣLIC猫宮ねこ生誕祭~猫まつり~
【会場】Shibuya Milkyway
【時間】OPEN 18:00 START 18:30
【料金】前売¥2,500 当日¥3,000(1D代別¥1,200)
【出演】CUBΣLIC/SAKA-SAMA/andmore
【チケット】CUBΣLIC手売りチケット、各アーティスト予約
【入場順】CUBΣLIC手売りチケット、並んだ順