CANDY GO!GO!が、渋谷O-NESTを舞台に定期的に開催している「NEXT GIRLS-ONE!! in O-NEST」。このイベントは、CANDY GO!GO!が標榜しているロックな姿勢を示すための場であり、同じ志を掲げるバンドやアイドルたちを集め、共に「ガールズたちが長く音楽活動を続けてゆくためのシーン(舞台)を築く」べく行っている。
1月29日(月)に行ったイベントには、凸凹凸凹-ルリロリ-/FUN RUMOR STORY/IRIS MONDE/UTALYと女性ヴォーカルを据えたバンドたちが集結。普段のイベントではオケスタイルでライブを行うCANDY GO!GO!も、この日はGt:ナカダツバサ(tegakiLIFE)/Gt:鈴木諒介(ghostnote)/Ba:さとうしゅうさく(アイラブユーベイビーズ)/Dr:マーシー(→SCHOOL←)と強者ミュージシャンたちを引き連れたバンド編成で登場。バンドスタイルで歌い踊ることで、CANDY GO!GO!として進むべき意思や姿勢を明瞭に示してくれた。
腹の奥底へズンッと響く重厚な演奏へ導かれ、舞台へ姿を現したメンバーたち。ライブは、CANDY GO!GO!の歴史を担い続けている『Cinderella Call』から幕を開けた。軽快に走り出した演奏へ飛び乗り、力強く歌い出したのが菜月アイル。その勢いへ、想いを絶叫に変えぶつけるCANDYST(ファン)たち。未来へ突き進む想いを、彼女たちはまばゆい歌の輝きに変え、凛々しく届けてきた。「いつもまぶしい世界へ連れだして」「夢を信じてる」、彼女たちは、そう力強く宣言してゆく。昔も今も、CANDY GO!GO!はガラスのピンヒールのような脆い存在かも知れない。でも、壊れそうな中でもつねに輝こうとみずからへ磨きをかけてゆくからこそ、その先の姿を一緒に見たくなる。
「もっともっと飛ばしていこうかー」、たくさんのきらめき放つ音の粒が身体中へ降り注ぐ。軽快に弾む演奏に乗せ、CANDY GO!GO!は「何度でも生まれ変われる」と、自分たちの意志を伝えてゆく。最新ナンバー『BORDERLESS』に込めたのは、限界を越えた先にある景色をつかもうとする力強い想い。彼女たちは開放的な楽曲の中へ、今の自分たちが掲げている意思をぶつけてきた。サビに描き出したパーティ感も含め、一緒に笑顔で拳を振り上げ、共に新しい未来へ突き進みたくなる楽曲だ。「人生に祝福を」、その言葉が嬉しいくらいに胸を騒がせてゆく。
これまでの晴れた表情から、一変。届けたのが、人が心に抱え持つ恨みや憎しみなどの痛い感情を赤裸々に綴った『事件File.55』。ヒリヒリとした演奏に乗せ、メンバー自身も、苦しい胸の内を嘆くよう、壊れる寸前の感情を持って歌いかけてきた。心張り裂けそうな想いを吐き出した歌の中へ感じた、確かな心の躍動。闇を知っている人ほど、光も強く求めていける。つねに闇の中で光を見つめている彼女たちだから、『事件File.55』を通し、心に抱えた痛みと前向きに向き合っていけるのかも知れない。たとえ気持ちが灰になろうとも、かならず飛び立てるはずだからと…。
闇の中から輝きを求め飛び立つよう、CANDY GO!GO!は『endroll』を力強く歌いながら一気に駆けだした。信じた道を突き進むのではない、自分たちで無理にでも信じ込むことで、初めて未来は手招いてくれる。信頼を寄せる仲間たちとともに終わらぬ夢を見るんじゃない。夢を終わらせたくないからこそ、支えあえる仲間たちと一緒に突き進んでゆく。不安の中へ光を注ぐことが明日へ繋がるのなら、その期待を、仲間たちと一緒に力強い歌に変え、思いきり叫びたい!!
演奏は、アグレッシブなロックナンバー『JACK!』へ。感情を剥き出しに、熱狂するファンたちを「もっともっとイケるだろう」と煽り続けるメンバーたち。身体中からほとばしる熱を、7人は挑発的な歌声とパワフルなダンスへ投影。スリリングな演奏に乗せワイルド&セクシーに歌い踊る女豹のような姿へ刺激され、アドレナリンが爆発しそうなほど膨らんでゆく。
ここでCANDY GO!GO!から新しいニュースが告げられた。それが、4月8日に会場販売&配信限定シングル『HONEY TRAP』を2000枚限定でリリースすること。同日に、シングル発売記念のワンマンライブを、この日と同じTSUTAYA O-NESTを舞台にバンドを従えて行うことも発表した。
「リーダーに届けましょう」、最後は、今のCANDY GO!GO!の想いであり、これからもずっと胸に抱く意志として示した『CANDY』を披露。「旅立ちはサヨナラじゃないから」「いつだって帰る場所はあるよ」。リーダー関根ゆみの卒業を間近に控えた時期だけに、『CANDY』に込めた歌詞が痛く胸へ響いてきた。たくさんの出会いと別れを重ねてきたメンバーたちだからこそ、帰る場所を失う怖さも悲しみも知っている。だからCANDY GO!GO!は、仲間たちの集える場を守り続けている。オレンジ(チームカラー)に包まれた光灯される場がある限り、僕らも終わらぬ夢を追い求めていける。彼女たちが未来を切り開き進み続ける羅針盤であり続けることで、僕らも迷わぬ道を照らすその船に乗り続けられる。終始,騒ぐ中、改めて、その想いに気づかされたライブだった。
先にも触れたように、CANDY GO!GO!は4月8日(日)渋谷O-NESTを舞台にバンドを従えたワンマン公演を行えば、その日を皮切りに、会場販売及び配信による4曲入りシングル『HONEY TRAP』を限定2000枚で発売することを告知した。ライブを通し、仲間たちと触れ合いを重ねながら楽曲を育ててゆくCANDY GO!GO!に似合う販売スタイルだ。これらの楽曲を、ライブという空間の中、一緒に育ててくれたら幸いだ。
また、2月11日には、リーダー関銀ゆみの卒業ライブがTSUTAYA O-Crestで行われる。結成以来ずっとCANDY GO!GO!を支え続けた屋台骨が欠けてしまうのは残念だが、彼女がCANDY GO!GO!の中へ染み込ませたISMは、これからもずっと語り継がれてゆく。そのDNAを作りあげたリーダー関根ゆみの最後の雄姿を、あなたの瞼にぜひ焼き付けてくれ。
TEXT:長澤智典
★RELEASE情報
2018年4月8日(日)発売!
~会場販売&配信限定シングル
『HONEY TRAP』、『BORDERLESS』、『Borderless』ほか、
新曲全4曲収録 1500円(税込)、限定2000枚販売予定
★LIVE情報
CANDY GO!GO! 新譜「HONEY TRAP」RELEASE ANNIVERSARY GIGS
2018年4月8日(日)
渋谷TSUTAYA O-NEST
OPEN 16:00~ START17:00~
料金:前売3000円 当日3500円 各1D代金別
出演:CANDY GO!GO!
*Guest Musicians(BAND)
Ba : さとうしゅうさく(アイラブユーベイビーズ)
Gt : ナカダツバサ(tegakiLIFE)
Gt : 鈴木諒介(ghostnote)
Dr : マーシー(→SCHOOL←)
【リンク先】
オフィシャルサイト
http://one2one-agency.com/
CANDY GO!GO! twitter
https://twitter.com/candygo2010
関根ゆみ@yumi_Candygogo
なぎさりん@Rin_rorigao
菜月アイル@aiaichan20
磯野未来@mikichi0223
高城しおり@sioritakazy0
杉本莉愛 @smile_riaivi
永瀬りか @rika_nagase
-セットリスト-
『Cinderella Call』
『BORDERLESS』
『事件File.55』
『endroll』
『JACK!』
『CANDY』